福井大学の公開講座(「知能」最前線 第2回目)に行ってきた。

今回の講師は、福井大学の計算機支援診断研究室の長宗高樹先生。

テーマは、医療福祉における知能だったが、時間の都合上、医療の話をメインとして講座が構成されていた。受講者は、(制服を着た)高校生が3名、学生が約3名、他はおじさん方で、女性の方も何人かいた。講座の時間は、2時間。

長宗先生は、膝を専門として、計算機支援診断機器の開発/実証実験などを行っている。


まとめ

・知能とは?

ここでは、”知能”は”考えることができること”として話が進められた。
(逆に、考えることができなければ、知能はない。。。と言う話をちらつかせて、)以下、聴衆を混乱に誘導するかのように、ヒトとコンピュータと言う話を展開する。

ーどこまでがヒトで、どこからがロボットか?

実例、研究事例を出しながら検討を繰り返す。

ここで出された実例としては、

#サルの大脳活動でロボットを動かす(JST,2008年1月25日)
JST「計算脳」プロジェクト

#人の脳に電極を置きロボットを制御(2008年4月17日,朝日新聞
大阪大学医学部 吉峰教授ら

#オスカー・ピトリウス

#遠隔手術用ロボット(Innoplex,2009年3月25日)

#鳩の脳にインプラント、飛行を制御(Wired Vision,2007年6月1日)
中国の研究グループ


そもそも(ヒトとロボットには、)境界線があるのか?
あるとすれば、それは何で、どうやって検証できるのか?

チューリングテスト中国語の部屋によるヒトとロボットの線引きに関して不十分性を示しながら、問いかけを投げた。


・医療福祉における知能

計算機支援手術
ナビゲーションシステム
可視化
あるいは、
定量的な診断技術の開発
Augmented Realityを利用した手術

などについて従来との比較を行いながら紹介を受ける。